太陽生命ウィメンズシリーズ東京大会優勝

初夏の様な日差しの週末、ラグビーの聖地秩父宮ラグビー場で行われた女子7人制ラグビー国内シリーズ太陽生命ウィメンズシリーズ東京大会。DAY1はプール戦4試合。そしてDAY2はプール戦の結果を受けて決勝トーナメントとなる。
私がコーチをしているチーム、ラガールセブンももちろん出場している。予選プールには前回大会の日本体育大学がいる。決勝トーナメントへ向け、得失点のことを考えるとイージーな試合はひとつもない。
試合前に「我々の大会にしよう」と選手と誓った。その通りとなった。プール戦で優勝候補の日体大を撃破。プール戦4戦全勝。得失点の関係で全体2位通過。準決勝は死闘だった。残り1分でトライを奪い。だがまだ4点ビハインド。ブザーが鳴り、ラストプレーで途中出場のスピードスターがゴール右隅に飛び込み。試合をひっくり返した。
決勝の相手は予選プールで勝った日体大。きっと死に物狂いでくる。覚悟して臨んだ。僕より選手の方が冷静だった。各々の仕事を淡々とこなす。優勝を知らせるブザーが僕たちに向けて鳴った。
一番の収穫は、すべての試合に勝ちながら反省できたこと。負けて反省することは往々にしてある。
でももっと大事なのは勝ち続けて、反省し自分を見直すこと。チームメイトを認めあえること。チームに感謝できること。これは仕事も同じだと思う。成功体験が人を謙虚にし、さらなる高みを目指せる。
こういったことを繰り返し人は強くなるし優しくなれる。とにかく選手はよく頑張りました。
追伸
試合後、記者に囲まれ取材を受け、割と淡々と話していたんですが、急にスイッチが入ってしまい泣き出す僕を、
ペンを忙しく走らせていた記者がペンを止め僕の顔を見上げた顔が今でも忘れられません。